Written by Kazuhiko Noguchi

患者さまの声 気象病(頭痛・めまい・耳鳴り)

漢方薬を処方して約1ヶ月半。幸いにも、めまいもなく耳の閉塞感、不安感も治まり、動悸や不安感などの症状も落ち着いた。患者さまは、わざわざ口コミとお菓子を持ってお礼を言いに来て下さった。嬉しかった。嬉しかったけど・・・今回は少し運がよかった気がする。足し算より引き算。シンプルに沢瀉湯で良かったかもしれない。

子育て

今日は息子の保育園の卒園式。髪を切って、パリッとした白シャツに袖を通した息子の姿を見ていたら、あれ、なんか前が見えないや。子供の成長は、寂しいけど嬉しい。保育園の先生方、両親、友達。息子に、関わっていただいた全ての方々に心より感謝申し上げます。あいらぶむすこ。人生はこれからだぜ。

鼻炎、後鼻漏

鼻炎がひどくて、症状に悩んでいた高校生の女の子。 ちょっとした寒冷刺激、ほこりやダニに過敏に反応して鼻水くしゃみが止まらない。肺を温める薬方で症状は改善。そして本日、彼女が無事に大学に受かったと連絡があった。なんだろこれ。めちゃくちゃ嬉しい。本当におめでとう!!

漢方のススメ

辛性で走性が強く、去風し散寒止痛し水飲を去る。乾姜よりも止痛作用に優れる。宿飲・停水を主治する。"辛は銭(3g)を過ぎず"といわれ、多量には使用しない。

生薬解説

広範囲の湿熱・熱証に使用され、特に肺火・肝火を冷ます。清熱安胎作用・止血作用を有する。 黄芩は心下痞を治す。心下痞があり、胸脇満(胸から脇ばらにかけて膨満する)、腹強急、嘔吐・下利を治す。

生薬解説

治火の主薬といわれ、清熱・燥湿・解毒作用各作用の優れた実熱瀉火の重要薬。特に心火を冷ます。心中の煩悸を主治するなり。心煩の状無き者に之を試むるに効なし。心下痞・嘔吐下痢・腹中痛を治す。黄連の味は苦いが、その苦みが胸苦しいものを治す。

生薬解説

寒性の風火治療の重要薬。肝陽を抑え、内風を鎮める。 よく肝熱を冷まし、頭目を涼爽明瞭にする。降圧・鎮静作用:高血圧に伴う、頭痛、めまい、ふらつき等を治す。

傷寒論解説

傷寒論の太陽病上篇の解説その①です。こちらの傷寒論解説では、今までの書籍での学習と漢方研究会で習得した内容をベースに、感じたことや自分の考えを記載しています。なるべくわかりやすい解説を心掛けております。条文によって解説がないものもありますが、ご了承下さい。

生薬解説

肝陽を抑え、内風を鎮める。 袪湿作用を有し、寒熱虚実証に使用可能な肝風内動の常用薬。

生薬解説

活血止痛に優れる補血の重要薬。 「治血の薬と為すべからず」 「補血養血の薬と為すは抑々(そもそも)末(本質の枝葉)なり」