Written by Kazuhiko Noguchi

漢方のススメに関する記事一覧


生薬解説

肺と胃の陰を補う。肺燥や肺陰虚、肺熱に使用する。特に肺陰の滋陰作用に優れ、化痰作用がある。

生薬解説

別名は国老(こくろう)と呼ばれ、様々な薬方に含まれており、諸薬の調和を図る生薬。補気力は弱いが、広範囲に使用させる潤性の補気薬。緩和、解毒、滋潤、抗化膿性炎症に用いられる。 湿気を増長させるので、湿証には注意。長期、多量の服用で低カリウム血症が出現することがある。長期服用させる場合は2g以下で使用するのが望ましい。

生薬解説

頭痛の重要薬。特に上半身・頭部の血行促進、子宮筋弛緩を収縮させる。腹中も温めるが、首から上を特に温める。過多月経、出血の多いものには要注意。

漢方のススメ 漢方処方解説

風邪には葛根湯がいいよ、なんて一度はお聞きしたことがありますかね?今日は葛根湯の使い方について、説明しようと思います。漢方で風邪対策はけっこうオススメで、コツさえつかめばご家族の健康を守ることができます。セルフメディケーションってやつですね。

生薬解説

化痰止咳薬。キキョウ科キキョウの根。寒熱両証に使用可能。咽喉の病変には桔梗が引経薬として用いられる。昇散性が強く、諸薬を持ち上げ上焦の病症へ導く。娘と自宅の庭で育てています。苗を茨城県常陸大宮市の神永園芸で購入しました。

生薬解説

駆瘀血作用。血を巡らせる。血の道症に使用する。腸を潤し排便を促す。老人の便秘のような水分の少ない硬便に使用する。咳を止める。桃の枝は悪いことが起きないようにと魔除けの効果があり、そして種には血を巡らせる効能がある。桃は梅や桜に比べると目立たないが、このような特別な意味が存在している。

生薬解説

乾地黄と塾地黄の区別がある。加工法によってその作用に差がある。 乾地黄は清熱涼血薬、解熱消炎の薬物に分類される。虚熱を冷ます。 塾地黄は補血滋陰薬に分類。阿膠に比べ滋陰に優れる。陽虚、気虚の者には食欲低下、冷えを悪化させる。血虚、胃の潤い不足の者には良い。

漢方のススメ 漢方の研究

今回は講義の終わりに初の症例検討会が行われました。僕は自分の今までの経験と引き出しを総動員して解答を提示しました。その結果、解答は出せませんでした。くやしいけど、力不足。ほんなごつまだまだですが意地でも食らいついていきます。

感冒 漢方のススメ 漢方処方解説

秋から冬。空気が乾燥し、朝晩が極端に冷え込んでくるこの季節は、風邪を引きやすい絶好の状況が整っています。今回は風邪による漢方治療のお話。風邪の予防と引き始めの初期対応に使う漢方処方についてお伝えします。ご家族に、愛しい人に「早く良くなりますように」と願いを込めて温めて。きっと効果があると思います。