Written by Kazuhiko Noguchi

生薬解説

肺と胃の陰を補う。肺燥や肺陰虚、肺熱に使用する。特に肺陰の滋陰作用に優れ、化痰作用がある。

患者さまの声 気象病(頭痛・めまい・耳鳴り)

「偏頭痛の発作も最近はあまり起こらなくなり、いつも片耳で鳴っていたあの耳障りな音もあまり感じられなくなりました。漢方の力はすごいと実感しています!ありがとうございました!」この方は症状が治まった今も、時々来局して下さっております。最近はサロンを自宅で始めて、イキイキと毎日を過ごされているようです^_^

生薬解説

別名は国老(こくろう)と呼ばれ、様々な薬方に含まれており、諸薬の調和を図る生薬。補気力は弱いが、広範囲に使用させる潤性の補気薬。緩和、解毒、滋潤、抗化膿性炎症に用いられる。 湿気を増長させるので、湿証には注意。長期、多量の服用で低カリウム血症が出現することがある。長期服用させる場合は2g以下で使用するのが望ましい。

生薬解説

頭痛の重要薬。特に上半身・頭部の血行促進、子宮筋弛緩を収縮させる。腹中も温めるが、首から上を特に温める。過多月経、出血の多いものには要注意。