Written by Kazuhiko Noguchi

漢方薬の服用で偏頭痛と鼻炎が改善【患者さまの口コミ】

患者さまの声 気象病(頭痛・めまい・耳鳴り)

漢方薬の服用で偏頭痛と鼻炎が改善【患者さまの口コミ】

漢方薬の服用で偏頭痛と鼻炎が改善【患者さまの口コミ】

相談者:55歳女性

お困りの症状:偏頭痛、アレルギー性鼻炎

30代の頃から偏頭痛が度々起こるようになり、発作が起こると頭痛、吐き気がひどく仕事もできない状態でした。おまけに突発性難聴が起きてしまい一時は片耳が聞こえなくなり、めまい、耳鳴りにも悩まされるようになり、耳鼻科にはずっと通院していました。

季節の変わり目にも悩まされるようになり、耳鼻科にはずっと通院していました。季節の変わり目や温度変化などでアレルギー性鼻炎も起きて梅雨時などはティッシュが離せない状態です。最近は加齢と共に症状が頻繁に出るようになり憂鬱な日々を送っていました。

病院の薬を長年服用していたのですが、副作用とかが気になり、前から興味があった漢方について薬剤師さんに相談してみました。色々と症状や既往歴を聞き出して、親切、丁寧に説明して頂き、私に合った漢方薬を処方してくれました。何より自然薬なので身体に安心で症状も以前より改善してきました。

偏頭痛の発作も最近はあまり起こらなくなり、いつも片耳で鳴っていたあの耳障りな音もあまり感じられなくなりました。漢方の力はすごいと実感しています!!これからも漢方を飲み続け元気に過ごしていきたいと思います。ありがとうございました!!

漢方薬を使った偏頭痛と鼻炎の治療

漢方薬を使った偏頭痛と鼻炎の治療
まずは、偏頭痛。天候悪化や梅雨時期に症状が増悪することから、「水」の代謝異常を疑い、水分代謝を促がす漢方薬を使用しました。すると、偏頭痛の頻度は減弱。

次に鼻炎にアプローチ。肺を温める薬方を選択し、著効。

そして漢方理論にある「痰飲を病むもの、温薬を持って和すべし」の鉄則に従い、温薬をもって数ヶ月服用して頂きました。

ですが、夏場に血圧があがり、また症状が再発。

ポイントは天候時増悪と、季節変化

病理は「痰飲」。そして夏の暑さで増長される「熱」。
これは・・・と考え直し熱を冷ます薬方に変更。著効し、現在ほぼ症状は喪失。

季節変化による体調悪化、血圧上昇。
この方には基礎疾患にバセドウ病があり、「陰虚」が身体に見え隠れしていました。

陰虚・・・冷やす力が不足しほてりやすくなった状態。体の構成成分の血・体液などが不足し、消耗、乾燥している。

速やかに熱状を改善させなければいけなかった。僕も大変に勉強させて頂きました。患者さんが師匠、とはよく言ったものです。

この方は症状が治まった今も、時々来局して下さっております。最近はサロンを自宅で始めて、イキイキと毎日を過ごされているようです^_^

記事を読んでくれて、ありがとうございます!

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