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地黄(じおう)の生薬解説

生薬解説

補血薬

ポイント

乾地黄と熟地黄の区別がある。加工法によってその作用に差がある。
乾地黄は清熱涼血薬、解熱消炎の薬物に分類される。虚熱を冷ます。
熟地黄は補血滋陰薬に分類。阿膠に比べ滋陰に優れる。

薬性

熟地黄は微温性。
乾地黄は寒性。

効能

  1. 補血作用。血を作り栄養を補う。早期閉経、不正器出血に使用される。
  2. 陰を潤し精を生じさせる。老化した筋肉を太らせる。老化萎縮した皮膚を回復させる。膀胱の機能を回復させる。足腰を丈夫にする。白髪、不妊症に使用する。
  3. 腸を潤し排便を促すが、通便作用は強くない。
  4. 流産防止、止血作用。

新井吉秀先生は地黄は血虚の者にはこの上ない胃薬になる、生地黄と熟地黄の差はその大部分が代謝作用を抑制する程度によると思うと述べられている。

配合方剤

四物湯、八味丸、六味丸、芎帰膠艾湯、潤腸湯等。
八味丸証は陽虚、虚寒。清熱はいらない。六味丸証は陰虚による虚熱、火旺。陰を補い虚熱を冷まし潤す。よって八味丸には塾地黄、六味丸には乾地黄が理に適う。

用法

1日量:10〜30g

注意点

陽虚、気虚の者には食欲低下、冷えを悪化させる。血虚、胃の潤い不足の者には良い。

引用参考文献
・三浦於菟(みうらおと)著:実践漢薬学,東洋学術出版社
・新井吉秀著:山本巌流漢方入門,メディカルユーコン

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