Written by Kazuhiko Noguchi

漢方薬の服用で皮膚の痒みが改善【患者さまの口コミ】

患者さまの声 皮膚病

漢方薬の服用で皮膚の痒みが改善【患者さまの口コミ】

漢方薬の服用で皮膚の痒みが改善【患者さまの口コミ】

相談者:28歳女性

お困りの症状:目、陰部の痒み

漢方体験前:1年近く前からコンタクトレンズを付けた時の目のかゆみに悩んでいました。眼科を2件受診し、アレルギーを抑える目薬をもらいましたが、改善しませんでした。また、目のかゆみに続いて皮膚のかゆみにも悩まされました。かゆみは陰部から始まり、鼠径部、お腹、胸、内ももと範囲が広がっていき、日に日に激しいかゆみなり、夜なかなか寝付けない日もありました。皮膚科を受診し、ステロイド剤等をもらいましたが、皮膚の表面はしっとりとして改善したように見えてもかゆみには効果がありませんでした。

漢方体験後:1時間近く問診して頂き、1番の原因は職場のストレスと便秘ではないかということで、便秘、ストレス緩和、熱や水分を外に出しやすくする漢方薬を頂きました。漢方を飲み始めてすぐに便秘が改善し、腸の調子が整ったことで気持ちも少し晴れやかになりました。3週間飲み続けたところでかゆみも大きく改善し、コンタクトも長時間でなければ付けられるようになりました。また、生活習慣へのアドバイスも非常に為になっています。

漢方薬を使った皮膚の痒みの治療

漢方薬を使った皮膚の痒みの治療

この方の職業は公務員。責任感の強い方で、仕事中に身体がかゆくなることもあるそうです。

トイレでホッとした時に悪化したりする。それから、入浴時に皮膚の痒みが増す。

漢方治療のポイントは、入浴時に悪化する

これは、「湿熱」の所見でもあります。

病態は、下焦の湿熱。かなり苦みのある薬方を選びました。
便通をつけ、「熱」を取り去る。

まずは1週間分。味は問題なく、かゆみは少し減ってきました。
大きく変化があったのは便通。スッキリ出るようになったようです。

さらに2週間、同じ処方を継続してもらう。すると痒みのスケール10→3へ。3週間後、なんとコンタクトレンズをつけてご来局されました。

これには僕も漢方冥利に尽きるというか、嬉しかったなぁ。

漢方薬の服用+甘味を控え、運動すること

甘い食べ物は湿気を身体に呼び込み、皮膚の痒みを悪化させます。

運動が苦手と仰っておられたのに、「甘い物を食べすぎた日には運動をするようになった」と言っておられました。

すばらしい。その姿勢でいれば、きっと良くなるはず^_^

運動が最高におススメだよって記事は、こちらをどうぞ。

漢方薬による皮膚治療の大切な点

  • 皮膚は寝ている間にしか治らない。
  • 甘いもの、脂っこい食べ物で悪化する。

これが重要です。皮膚は内臓の鏡ですから。

記事を読んでくれて、ありがとうございます!

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