Written by Kazuhiko Noguchi

漢方の素晴らしさって?漢方薬が大好きな薬剤師が語る。

コラム 漢方のススメ

僕自身、漢方薬が大好きです。
奥さんも子供も一緒に飲んでいます。

漢方薬の効き目

最近では、子供の陰部の痒みがひどく、場所が場所なだけに、クリームや軟膏も使いずらく、使っても症状は治まらず、痒みで夜中にのたうち回るほどでした。
この症状にある漢方薬を使用したところ、なんとその日の夜には痒みが治まりまして。

この時は、うおお!漢方すげえ!と思った次第であります。

僕は鼻炎持ちなんですが、症状が出ている時に漢方薬を温めて飲むのですが、これまた即効性があります。鼻がスーッと通っていくのがわかります。

やっぱり漢方は素晴らしいなあ。季節性や、症状が「寒」なのか「熱」なのかをよく見極めて薬を処方すると、ホントよく効きます。おかげで、病院に行く回数も減りました。

生活習慣の見直し

それから一番大きかったのは、漢方を始めたことで生活習慣を見直すきっかけになったのです。

甘いものや冷たいものを摂りすぎない、季節に合わせた旬の食事を摂る、適度に身体を動かす等々。

皆さんこんな経験ありませんか?

夕飯を腹一杯食べて、食後にアイスを食べた後の翌日は、身体は重いし朝は起きれない。
前日の夜、夕飯を軽くすることで翌日の調子が全く違ってきます。

これは胃腸に負担がかかるからと考えます。消化不良になり、行き所を失った余分なお水はやがて「痰飲」という病理産物になり、症状として鼻水や皮膚の痒みにつながります。

いや~やっぱ健康でいるには、あまり難しく考えずに食事と運動、そしてストレスフリー。つまりは「ごきげんさんに過ごすこと」ですね!

扶正袪邪という考え方

そしてそして

漢方には「扶正袪邪」という言葉があり、扶とは、助けるという意味で、正を助ける、つまりは人間がそもそも持っている「正気(せいき)」、いわゆる病気と闘う力であったり、正常にしようと働く力

=「自然治癒力」を助ける事が病気を治す第一義であり、その次に祛邪で、邪気(じゃき)つまりは人間の体に害を及ぼすもの、悪いものを取り除く。

病気はどうして治るかというと、自然治癒力が治すものです。

有名な「葛根湯」は扶正袪邪の代表の漢方薬ですね。

この薬は2000年以上前から存在するのですが、この考え方は大昔から存在し、現代にも根付いています。

現代にも漢方が必要とされる理由は薬が「効く」からだと思いますが、それだけではありません。

まとめ

漢方相談は人生相談。この仕事を始めて仕事のやりがい、そしてどれだけの生きがいを与えてもらったことか。自分自身が漢方をすごい好きなんですよ。

来て頂く患者様から、むしろ僕の方がたくさんの元気を頂きます。

多分僕は、一生この仕事を続けるんだろうな。

病院で何の異常も見つからない、でも困っている症状は確かにある。どこで相談したらいいかも分からない。そんな時に漢方の存在を思い出してみて下さい。

きっとあなたの心強い味方になってくれると思います。

記事を読んでくれて、ありがとうございます!

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