子供の夏風邪に有効な漢方処方。熱が下がらなかった子供の風邪を撃退しました!
こんにちは、グッさん(@gussan011)です。
つい数日前の出来事なんですが、4歳の息子が風邪を引いてしまいました。
子供が風邪を引いた経緯
8月4日夜
と言いながら布団に潜り込んでくる。ずいぶん身体が冷たい。冷房が効きすぎていたのかな?
8月5日
朝食は普通に食べて保育園に行く。保育園から帰ってきて夕方に発熱。咳、鼻水などはなし。やたらと腹痛を訴え、食欲がない。口渇もなく、水分を摂らない。いつもは水やお茶を欲しがるのに。
お風呂に入りたがる。入浴させて少しだけ発汗する。
38度まで熱が上がる。アンヒバ坐剤(解熱鎮痛剤)を使い入眠するも、ちょくちょく起きて母親の足の指を触ったり、毛布を畳みだしたりし始める。
8月6日
小児科を受診する。保育園でヘルパンギーナが流行っていることを伝え、溶連菌の検査を行い、結果は異常なし。医師は原因がわからないとのこと。抗生剤と解熱剤が処方される。
食欲は相変わらずなし。腹痛の他、喉の痛みも訴える。ゼリー、ハーゲンダッツのアイスを少しだけ食べる。夕方に熱は40度まで上がり、意識がもうろうとし始める。
身体の中に熱が篭り、暑がっている状態。腹痛はあるが吐き気、下痢、嘔吐なし。解熱剤を使うも症状に変化はない。
原因は冷房で、無汗(汗が出てない)で小便不利(尿があんまり出ていない)で脈浮(脈が浮いている)。葛根湯証だとは思うけど、食欲不振とこの熱感…
そういえば小便も汗もほとんど出てないし、水も欲しがらない状態でただただ暑がってるし。
よし。葛根湯加桔梗石膏(かっこんとうかききょうせっこう)いってみよう。
しかし、うちの息子はもっと小さい頃に僕が漢方をムリに飲ませようとしたことで、漢方が嫌いになってしまったのです。
薬をムリに使わず様子を見るというのも一つの選択なのですが、火ダルマのようになって高熱でうなされる息子を見ていると、、
なるべく早くなんとかしてあげたい…と思い、漢方を飲ませてみることにしました。
だよね。すると娘が
と言って、お水を持ってきてくれました。
美しきかな野口家のチームワーク。まずは一口、スプーンで飲んでくれました。
手ごたえり!漢方は合っていると飲みやすく感じます。よしもう一息だ!
わかったよう。自分で持つから貸して〜。
妻の方がこうゆう時よっぽど頼りになるんですけど。なんと自分でコップを持って飲み始めました。
まず一口目。ゴクン。
二口目。ゴクン。
三口目。ゴクン!
葛根湯加桔梗石膏を3分の1ほど飲んでくれました。奇跡!
…まだもう少しいけるんじゃね?と思った僕は
そこは娘に冷静にツッコまれました。ごめんなさい。
8月7日
漢方を飲んだ後、スーッと眠りにつき、そしてしばらくすると、みるみる発汗して汗だくに。着替えさせたあと排便と排尿が一回ずつあり、8月7日の朝方に熱を測ったら36.8度まで下がりました。
舌苔も普通の状態に。
漢方薬の即効性
外因と内因を見つめて、身体のどこに異常が起こっているのかを分析し、処方を選択する。その「証」があっている漢方薬を選択すると、想像以上の効果を発揮します。
でも今回は家族に助けられました。だって漢方飲んでくれるなんて思っていなかったんだもの。
でも息子の体調が戻って一安心。翌日には食欲も戻って普通に娘とケンカしたり、暴れ回っていましとさ笑。
子供の夏風邪を撃退した方法、まとめ
風邪を引いて、原因がわからず長引かせてしまうようなケースは多いのではないでしょうか。お薬も要は使いどころだと思います。
今の季節は暑いですし、篭った鬱熱が自然に逃げてくれれば漢方を使わなくても症状を改善することができたかもしれません。
アンヒバやカロナールのような解熱剤を使って、睡眠を促すのもアリだと思います。
今回は火ダルマ化した息子に葛根湯加桔梗石膏を使ってうまく熱を外に逃がすことができましたが、条件や原因、経過によっては使用する漢方薬は異なります。
最近、ある漢方の先生にこんな言葉を教わりました。
西洋医学のすばらしき点
漢方医学の及ばぬ点
ままあれど
漢方の力も捨て難し
漢方は魔法の薬ではないけれど、救える人は確実にいます。ほんなごつまだまだですが、精進していきたいと思います。
縁のある方を、一人でも多く助けられますように。
記事を読んでくれて、ありがとうございます!
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